サツマイモの花

サツマイモの花

 サツマイモ(薩摩芋)はヒルガオ科サツマイモ属の植物。
ヒルガオ科の仲間には、アサガオやエンツァイ(空芯菜、アサガオ菜)があります。

 南アメリカの熱帯、亜熱帯地域が原産ということですから日本には地球を半周してやってきました。渡来したルートにはいくつかの説がありますが、やせ地でも元気に育ち地下にはたくさんおいもをつけることから、飢饉を救う作物として歓迎されました。

 サツマイモで思い出すのは私の祖父のこと。祖父は先の大戦で命からがら南の島から帰ってきました。
 その島では砲台を築く任務の傍ら、任務の進捗を窺いながらサツマイモを作ったそうです。部隊が飢えなかったことが一番の自慢で、何度もくりかえし島でのサツマイモ栽培を語ってくれました。幼い私はそれがどんな重い意味を持つのかが分からず、ようやくそれを知ったのは祖父が亡くなった後でした。

 画像は山村の収穫間近の畑で見つけた「サツマイモの花」。
 植物の専門書には「サツマイモの花は熱帯・亜熱帯でないと開花しにくい」とありますから、ご覧になったことのない方もいらっしゃるのでは。
 ヒルガオ科というだけあってアサガオに似ていて、やや小ぶりでしっかりした感じの花です。

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