唐キビ(とうもろこし)を干す

 世界の三大穀物、といってもいいトウモロコシは原産地は中南米。地球を半周して日本の山間地域にもしっかりなじんでいます。
 
地元では「唐キビ」と呼んでいます。 

 唐キビはお米の少ないかった昔の山間地域では主食がわり、ご飯の嵩を増すのに使われました。
 
ひき割りを入れたご飯「花ご飯」「きび飯」。
 炒って粉にしたものはおやつになりました。

 画像は軒下に吊るした唐キビ。

 手前の黄色は昔から山間地域にある品種、今出回っているスイートコーンではなく歯ごたえがあって香ばしい味)。向こう側の紫は餅キビ、ゆがくともちもちした歯触りの昔懐かしい品種です。

こうやって吊るすのは、種子用にとっておくためと、食用とがあります。

   (画像提供:高知県津野町 道の駅布施が坂様から)

 

 

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